パソコン間でデータ共有する方法|USB・クラウド・近距離共有を解説

パソコン間で写真や書類などのデータを移したいときは、
USBメモリ、クラウドストレージ、メール、近距離共有など、
目的に合った方法を選ぶことが大切です。

パソコン間で写真や書類などのデータを共有する方法

「新しいパソコンへファイルを移したい」
「家族に写真を渡したい」
「自宅と職場のパソコンで同じ資料を使いたい」など、
パソコン間でデータをやり取りしたい場面は少なくありません。

ただし、データ共有の方法にはそれぞれ向き・不向きがあります。
この記事では、パソコン初心者の方にも分かりやすいように、
代表的な方法と選び方、利用時の注意点を解説します。

最初に確認したいこと

  • 自分が使う複数のパソコンで同じデータを使いたいのか
  • 家族や仕事相手にファイルを渡したいのか
  • 相手と同じファイルを共同編集したいのか
  • インターネットを使える環境なのか
  • 個人情報や機密情報を含むファイルではないか

パソコン間でデータを共有する主な方法

パソコン間でデータを共有する方法は、主に次の6つです。

  • USBメモリや外付けSSDを使って移す
  • メールにファイルを添付して送る
  • OneDriveやGoogleドライブで共有する
  • Windowsの近距離共有を使う
  • 同じネットワーク内に共有フォルダーを作る
  • ファイル転送サービスを利用する

どの方法が最適かは、ファイルの大きさ、共有する相手、
使用する場所、継続的に共有するかどうかによって変わります。

目的別のおすすめデータ共有方法

やりたいこと おすすめの方法 主な注意点
新しいパソコンへデータを移したい USBメモリ・外付けSSD 紛失や取り外し忘れに注意
少数のファイルを相手に送りたい メール添付 添付できる容量に制限がある
大きなファイルを相手に送りたい クラウド共有・ファイル転送サービス 公開範囲と共有期限を確認する
複数のパソコンで同じデータを使いたい OneDrive・Googleドライブ 同期状況と保存先を確認する
同じ場所にあるWindowsパソコンへ送りたい Windowsの近距離共有 両方のパソコンで設定が必要
家庭や社内で継続的に共有したい ネットワーク共有フォルダー 共有権限やセキュリティ設定が必要

USBメモリや外付けSSDでデータを移す方法

インターネットを使わずにデータを移したい場合は、
USBメモリや外付けSSDを使う方法が分かりやすく確実です。

新しいパソコンへのデータ移行や、写真・書類などを
まとめて移したいときに向いています。

基本的な手順

  1. USBメモリや外付けSSDをパソコンに接続します。
  2. エクスプローラーを開きます。
  3. 移したいファイルやフォルダーを外部ストレージへコピーします。
  4. コピーが完了したことを確認します。
  5. 外部ストレージを安全に取り外します。
  6. 共有先のパソコンへ接続してファイルをコピーします。

USBメモリを使うときの注意点

  • 保存中にUSBメモリを抜かない
  • 紛失しないように保管する
  • 重要なデータをUSBメモリだけに保存しない
  • 知らない人から受け取ったUSBメモリを安易に接続しない
  • 使用前にセキュリティ対策ソフトで確認する

USBメモリは持ち運びには便利ですが、
長期保存用のバックアップ先としては十分ではありません。
大切なデータは、別の場所にもコピーを保存してください。

メールにファイルを添付して送る方法

WordやExcelの書類、PDF、少数の写真など、
比較的小さなファイルを相手に渡す場合はメール添付が便利です。

基本的な手順

  1. 新しいメールを作成します。
  2. 宛先と件名を入力します。
  3. クリップの形をした添付ボタンを選びます。
  4. 送信したいファイルを選択します。
  5. 正しいファイルが添付されていることを確認します。
  6. 宛先をもう一度確認してから送信します。

メール添付に向いていないケース

動画や大量の写真など、容量の大きなファイルは
メールに添付できない場合があります。
大容量のデータは、クラウドストレージの共有リンクや
ファイル転送サービスを利用した方が適しています。

また、送信先を間違えると情報漏えいにつながるため、
個人情報や社外秘のデータを送る場合は特に注意してください。

OneDriveやGoogleドライブで共有する方法

複数のパソコンで同じファイルを使いたい場合や、
離れた場所にいる相手とデータを共有したい場合は、
クラウドストレージが便利です。

WindowsパソコンではOneDrive、
Googleアカウントを利用している場合はGoogleドライブなどを使用できます。

クラウドストレージには2つの使い方があります

同期と共有の違い

  • 同期
    自分が使う複数のパソコンで、同じファイルを最新の状態に保つ使い方です。
  • 共有
    ファイルやフォルダーの共有リンクを作成し、家族や仕事相手に見せる使い方です。

共有リンクを作成する基本的な流れ

  1. OneDriveまたはGoogleドライブを開きます。
  2. 共有したいファイルをアップロードします。
  3. ファイルを選択して「共有」を開きます。
  4. 共有する相手または共有リンクの公開範囲を設定します。
  5. 閲覧のみか、編集も許可するかを確認します。
  6. 作成した共有リンクを相手に送ります。

共有リンクを送る前に確認してください

  • リンクを知っている全員が開ける設定になっていないか
  • 編集を許可する必要が本当にあるか
  • 共有相手のメールアドレスが正しいか
  • 不要になった共有設定を解除したか
  • 個人情報や機密情報が含まれていないか

Windows 11の近距離共有を使う方法

近距離共有は、近くにあるWindowsパソコンへ、
BluetoothやWi-Fiを利用してファイルを送る機能です。

同じ部屋にあるWindowsパソコン間で、
写真や書類を一時的に送りたいときに利用できます。

近距離共有を有効にする

  1. 両方のパソコンで「設定」を開きます。
  2. 「システム」を選択します。
  3. 「近距離共有」を選択します。
  4. 共有を許可する範囲を選択します。

Windowsのバージョンによって表示が異なる場合は、
設定画面の検索欄に「近距離共有」と入力してください。

ファイルを送信する

  1. エクスプローラーで送りたいファイルを右クリックします。
  2. 「共有」を選択します。
  3. 近距離共有に表示された送信先のパソコンを選択します。
  4. 受信側のパソコンで通知を確認し、保存を選択します。

送信先が表示されない場合は、
両方のパソコンでBluetooth、Wi-Fi、近距離共有が有効になっているか確認してください。

共有フォルダーを使ってデータを共有する方法

家庭や社内の同じネットワークに接続しているパソコン間では、
Windowsの共有フォルダーを利用できます。

一度設定すると継続的にファイルを共有できますが、
ネットワークやアクセス権限の設定が必要になるため、
初心者の方には少し難しい方法です。

共有前に確認すること

  • パソコン同士が同じ家庭内・社内ネットワークに接続されている
  • ネットワークの種類が「プライベート」になっている
  • ネットワーク探索が有効になっている
  • ファイルとプリンターの共有が有効になっている
  • 共有する相手とアクセス権限が決まっている

フォルダーを共有する基本的な流れ

  1. 共有したいフォルダーを右クリックします。
  2. 必要に応じて「その他のオプションを確認」を選択します。
  3. 「アクセスを許可する」または「プロパティ」を開きます。
  4. 共有するユーザーを選択します。
  5. 読み取りのみか、変更も許可するかを設定します。
  6. 設定を保存して共有を開始します。

別のパソコンから共有フォルダーを開く

共有先のパソコンでエクスプローラーを開き、
アドレス欄に次の形式で入力します。

共有フォルダーの入力例

\\パソコン名\共有名

共有先が表示されない場合は、パソコン名、ネットワーク設定、
ユーザー名とパスワード、ファイアウォールなどの確認が必要です。

公共のWi-Fiや、不特定多数の人が接続するネットワークでは、
ファイル共有を有効にしないでください。

ファイル転送サービスを使う場合の注意点

動画や大量の写真など、メールに添付できない大容量ファイルを
一時的に相手へ渡す場合は、ファイル転送サービスを利用する方法もあります。

ファイルをアップロードして発行されたURLを相手に送ることで、
相手がデータをダウンロードできます。

利用前に確認したいこと

  • 運営元が明確なサービスか
  • ファイルの保存期間はいつまでか
  • URLを知っている人なら誰でも開ける状態ではないか
  • 個人情報や機密情報をアップロードして問題ないか
  • ダウンロード後に不要なファイルを削除できるか

重要な個人情報や業務上の機密情報は、
利用してよいサービスや共有方法を勤務先などに確認してから送信してください。

データ共有とバックアップは別のものです

データを別のパソコンと共有していても、
必ずしもバックアップができているとは限りません。

同期しているファイルを誤って削除すると、
他のパソコンやクラウド上からも削除されることがあります。

大切な写真や仕事の書類は、普段使う保存先とは別に、
外付けSSDやクラウドなどへバックアップを用意しておくと安心です。

パソコン間のデータ共有方法まとめ

少量のファイルならメール添付、
大きなファイルや継続的な共有ならクラウドストレージ、
新しいパソコンへのデータ移行ならUSBメモリや外付けSSDが分かりやすい方法です。

同じ場所にあるWindowsパソコン同士なら近距離共有、
家庭や社内で継続的に利用する場合は共有フォルダーという選択肢もあります。

どの方法でも、送信先、公開範囲、編集権限、
個人情報の有無を確認してから共有することが大切です。

設定方法が分からないときはご相談ください

はなまるパソコン教室では、
パソコンの基本操作やファイル管理、クラウドの使い方などを、
現在の理解度に合わせて学べます。

基礎から継続して学びたい方はパソコン講座、
今回必要な設定や操作だけを確認したい方はITスポット相談をご利用ください。