中古パソコンのOffice 2019・2021に注意|ライセンスの確認方法

中古パソコン購入時のOfficeに注意
中古パソコンや格安パソコンを購入するときは、Windowsのバージョンだけでなく、搭載されているOfficeのバージョンとライセンスも確認することが大切です。
この記事の情報は2026年8月時点のものです
Office 2019はすでにサポートが終了しています。Office 2021も2026年10月13日にサポート終了を迎えるため、これから購入するパソコンに搭載されている場合は注意が必要です。
現在も一部の中古パソコン販売店、フリマサイト、ネットショップなどでは、「Office搭載」「Word・Excel付き」と表示されたパソコンが販売されています。
しかし、詳しく確認するとOffice 2019やOffice 2021だったり、一般の個人利用者向けではないライセンスが設定されていたりすることがあります。
Officeが起動するからといって、長期間安心して使えるとは限りません。購入前に確認したいポイントを、パソコン初心者の方にも分かりやすく解説します。
Office 2019はすでにサポートが終了しています
Office 2019のサポートは、2025年10月14日に終了しました。
サポート終了後もWordやExcelがすぐに起動しなくなるわけではありません。これまでどおり開ける場合もありますが、Microsoftからセキュリティ更新、バグ修正、技術サポートが提供されなくなります。
- 新しく見つかった脆弱性が修正されない
- 将来のWindowsや周辺サービスとの互換性に問題が出る可能性がある
- 不具合が発生しても公式サポートを受けられない
- 時間の経過とともに動作や品質の問題が増える可能性がある
インターネットへの接続やメールの添付ファイルを扱うパソコンでは、サポートの終了したOfficeを使い続けることはおすすめできません。
詳細は、Microsoft公式のOffice 2016・2019サポート終了案内で確認できます。
Office 2021もサポート終了が近づいています
Office 2021のサポートは、2026年10月13日に終了します。サポート期間の延長や、サポート終了後の拡張セキュリティ更新プログラムも予定されていません。
Office 2021自体が不正な製品というわけではありません。正規ライセンスであれば、サポート期限までは利用できます。
ただし、これから中古パソコンを購入する場合は、残りのサポート期間が短いことを理解したうえで価格を判断する必要があります。
「Office 2021搭載」だけでお買い得とは判断できません
購入して間もなくOfficeの買い替えが必要になれば、結果的に新しいパソコンを購入した場合より費用が高くなることもあります。パソコン本体の価格だけでなく、Officeを買い直す費用まで含めて比較しましょう。
詳細は、Microsoft公式のOffice 2021サポート終了案内をご確認ください。
古いOfficeが入っているだけなら違法とは限りません
Office 2019やOffice 2021が搭載されているからといって、そのパソコンや販売者が直ちに違法ということではありません。
正規のライセンスが付属し、サポート期限や再インストール条件が正しく説明されている商品もあります。
問題になるのは、購入者がOfficeの古さやライセンスの内容を十分に知らされないまま、「Office付きだから安心」「永久に使える」と思って購入してしまうケースです。
- Officeのバージョンが商品説明に書かれていない
- サポート期限について説明がない
- 「永久ライセンス」「一生使える」と強調されている
- Microsoftアカウントや再インストール方法の説明がない
- Officeだけが相場より極端に安い
このような商品は、購入前に販売者へ詳しい説明を求めた方が安心です。
「Professional Plus」やボリュームライセンスにも注意
中古パソコンや格安ライセンスでは、「Office Professional Plus」や「Office LTSC Professional Plus」と表示されていることがあります。
Professional PlusやLTSC Professional Plusは、主に企業や組織が契約して利用するボリュームライセンス向けの製品です。一般家庭向けのパッケージ版Officeとは、販売方法やライセンス管理の仕組みが異なります。
企業が正規に契約して利用することには問題ありませんが、個人向けのパソコンへ入れた状態で販売されている場合は、ライセンスの出所や利用条件を確認する必要があります。
教室で確認された事例
フリマサイトで購入した中古パソコンを確認したところ、元はWindows 8の古い機種で、後からWindowsとボリュームライセンス版Officeが設定されていたことがありました。
購入時にはOfficeが使えていても、再認証を求められたり、突然ライセンス認証が外れたり、初期化後にOfficeを再インストールできなかったりする可能性があります。
「認証済み」と表示されていることだけでは、購入者本人が正当な利用権を持っているか、将来再インストールできるかまでは判断できません。
購入前に販売者へ確認したいこと
中古パソコンや個人販売のパソコンを購入する前に、次の内容を確認しましょう。
- Officeの正式な製品名とバージョン
- 買い切り版かMicrosoft 365か
- 一般家庭向けライセンスか、法人向けライセンスか
- ライセンスが購入者のMicrosoftアカウントへ登録されるか
- パソコンを初期化した後も再インストールできるか
- Officeのプロダクトキーや購入証明が付属するか
- ライセンス認証できなくなった場合の保証があるか
- Officeのサポート終了日がいつか
質問しても明確な回答が得られない場合や、「詳しいことは分からないが使える」と説明される場合は、購入を見送ることも検討してください。
購入後にOfficeのバージョンを確認する方法
すでにパソコンを購入している場合は、WordまたはExcelからOfficeの製品名を確認できます。
Officeの製品名を確認する手順
- WordまたはExcelを開きます。
- 画面左上の「ファイル」をクリックします。
- 左側の「アカウント」をクリックします。
- 「製品情報」に表示される製品名を確認します。
「Microsoft 365」「Office Home & Business 2024」「Office Home & Business 2021」「Office Professional Plus」などの表示を確認してください。
Microsoft公式の確認方法は、使用しているOfficeのバージョンを確認する方法で案内されています。
これからOffice付きパソコンを購入するなら
WordやExcelを継続して使用したい場合は、現在サポートされている正規のOfficeを選びましょう。
主な選択肢
Office 2024
一度購入して使用する買い切り型です。一般家庭向けにはOffice Home 2024やOffice Home & Business 2024などがあります。Office 2024のサポートは2029年10月9日までです。
Microsoft 365
月額または年額で利用するサブスクリプション型です。契約中は最新のOfficeアプリとセキュリティ更新を利用できます。
買い切り型がよいかMicrosoft 365がよいかは、使用する台数、利用期間、必要なアプリ、家族で共有するかなどによって変わります。
Officeの価格は販売時期や契約内容によって変わるため、古い価格情報だけで判断せず、購入時点のMicrosoft公式サイトや正規販売店で確認してください。
安さだけで中古パソコンを選ばないことが大切です
中古パソコンは、用途に合ったものを選べば費用を抑えられる便利な選択肢です。しかし、Officeが付いているという理由だけで購入すると、後から買い直しや設定費用が必要になることがあります。
- Windows 11に正式対応しているか
- Officeのバージョンとサポート期限
- Officeライセンスの種類と再インストール条件
- パソコン本体の年式や性能
- バッテリーや記憶装置の状態
- 販売者の保証と問い合わせ先
Office 2019やOffice 2021が入っている中古パソコンを購入する場合は、パソコン本体の価格に加えて、近い将来Officeを買い替える費用も考えて判断しましょう。
購入したパソコンやOfficeに不安がある方へ
はなまるパソコン教室では、購入したパソコンのOfficeバージョンやライセンス表示の確認、Microsoft 365やOffice 2024の導入に関するご相談を承っています。
「購入したばかりなのにOffice 2019だった」「Professional Plusと表示されている」「初期化後にOfficeを戻せるか分からない」といった場合も、実際の画面を確認しながらご案内します。
ご相談時のお願い
Officeやパソコンの個別確認、設定、インストール作業は有料・完全予約制です。購入時の領収書、商品ページ、Officeに関する説明書、Microsoftアカウントの情報が分かるものをご用意ください。
パソコンやOfficeの使い方を基礎から継続して学びたい方には、大人のパソコン講座もご用意しています。


