PayPayやメルペイなどを利用した返金詐欺が多発中
昨年の9月頃から、返金詐欺という新しい詐欺手口が増えていることを国民生活センターが警告しています。この詐欺は、ネットショッピングを利用した後に発生することが多いようです。
具体的な手口は以下の通りです。
- 詐欺師からの連絡:
- 詐欺師は「商品が用意できなかったのでPayPayで返金します」と電話やSMSで連絡してきます。
- 返金手続きを口実に、電話をしながらスマホ操作を指示されます。
- 偽の返金操作:
- 詐欺師は、SMSで返金用のリンクを送ります。
- リンクをクリックさせ、PayPayやメルペイのアプリを起動させます。
- アプリが起動すると、「返金金額を入力してください」や「返金用のコードを入力してください」と指示します。この時、入力する数字は実際には相手に送金する金額です。
- 送金詐欺:
- 被害者が「支払う」や「送る」ボタンを押すと、詐欺師にお金が送金されます。
- 更に悪質な場合、「うまく返金できなかったのでもう一度同じ操作をしてください」と指示し、何度も送金させることもあります。
注意喚起のポイント
- ネットショッピングをする際にはお店を厳選する:インターネットでお買い物をする際は実在するお店か、法人登記されているかなどを確認するようにしましょう。相場より安いお店には注意しましょう。
- 不審な連絡には注意: 業者を語る電話やSMSには警戒してください。特に返金のために個人情報やアプリ操作を指示された場合は、詐欺を疑ってください。
- リンクをクリックしない: 知らない送信者からのリンクは絶対にクリックしないようにしましょう。
- 公式のサポートを利用する: 返金やその他の問題が発生した場合は、必ず公式のサポート窓口に問い合わせてください。公式のサポート窓口以外の指示に従わないようにしましょう。
このような詐欺被害に遭わないために、常に警戒心を持ち、慎重に対応してください。詐欺の手口は巧妙化していますので、少しでも不安に感じた場合は、すぐに消費者ホットライン(188)や周囲の信頼できる人に相談することをお勧めします。
皆さんの大切なお金を守るために、情報を共有し、詐欺被害を防ぎましょう。