XLOOKUPで商品情報を一括取得しよう(スピル付き)

今回は、商品コードを入力するだけで、商品名・単価・在庫数・カテゴリなどの情報を一度に表示させる方法をご紹介します。
Excelの「XLOOKUP関数」と、2020年以降に追加された便利な機能「スピル」を組み合わせて使います。


【1】まずは商品リストを作りましょう

最初に、以下のような表をExcelに入力します。

これは「検索の対象」となる元データです。
実際の業務で使う商品管理表や在庫一覧に近いイメージですね。


【2】検索用のセルを作ります

商品情報を調べたいときに入力する「検索用のセル」を作ります。
今回はJ2セルに「C001」と入力しています。

ここに商品コードを入力することで、対応する情報が表示されるようにします。


【3】XLOOKUP関数を入力します

検索結果を表示したいセル(たとえばI5)に、以下の関数を入力します。

=XLOOKUP(J2,B3:B7,B3:F7)

🔍 この関数の意味:

  • J2:検索したい値(商品コード)が入力されているセル

  • B2:B6:検索対象の範囲(商品コードの一覧)

  • B2:F6:検索結果として表示したい範囲(5項目分)

このように、検索対象だけでなく「戻り値の範囲」も複数列(B2:F6)にすることで、商品に関するすべての情報が一括で表示されるようになります。


【4】Enterキーで結果を一括表示!(スピル機能)

検索された商品コードに対応するデータが横方向に自動展開されて表示されます。


💡 なぜ自動で横に広がるの? ― スピルのしくみ

このように複数列の結果が自動的に横に広がって表示されるのは、Excelの「スピル」という新しい機能のおかげです。

関数が複数の値を返す場合、1つのセルだけでは収まらないので、Excelが自動で隣の空いているセルに“こぼれるように”展開してくれます。
この「こぼれる(spill)」というイメージが、名前の由来です。


📝 スピルを使うときの注意点

  • スピル結果を表示する右側に十分な空白セルが必要です

  • 関数が返す列数と同じ分だけセルが必要です

  • 空いていない場合、「#スピル!」というエラーになります


✅ まとめ

  • XLOOKUP関数は、指定したコードに対応する情報を一括で取得できるとても便利な関数です

  • スピル機能を組み合わせることで、1つの関数で複数項目を自動表示できます

  • 商品管理・在庫確認・名簿からの検索など、いろいろな場面で使えます!

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